あさお診療所開設20周年おめでとうございます。
「診療所の開設は、組合員2000人を越さなければ、開設すべきではない」というのが日本生活協同組合連合会、医療部会の当時の方針でした。麻生地区では組合員は600〜700所帯だったと思いますが、今後頑張るということで無理に出発したのでした。
事務長:高橋宏、看護師長:中村登美子で診療所はスタートしました。開設当時は患者様が一桁の日もありましたが、建設委員のみなさまのお力を借りながら、医療生協は組合員が主体ということで、医師を中心とするのではなく、利用委員会を重視して運営をしました。そして自己紹介カードの積極的活用、インフォームドコンセントを重視して取り組んで活動してきました。
振り返りますと開設当時新百合ヶ丘駅周辺の大きな建物は「イトーヨーカドー」のみで、「オーパ」「ビブレ」「川崎西合同庁舎」などはありませんでしたし、食事にも苦労しました。
また麻生は川崎のチベットという評価で、川崎協同病院を出るときは雨でも麻生は雪のことが珍しくはなかったのでした。往診で雪の日は、麻生は山坂の多いところですが、軽自動車にチェーンをつけていても登れず、車を坂の下において診療したこともありました。
在任中は土屋恒篤医師(故)、林和弘医師、須田セツ子医師、田中久善医師、高橋誠医師の支援をいただきました。改めて厚く御礼を申し上げます。そして 2代目荒居、3代目伊藤、4代目植村各事務長、松本富江2代目看護師長、職員の皆さまのお力添えに感謝いたしております。
医療生協としての存在意義のある医療機関として、川崎医療生活協同組合あさお診療所の益々の発展を期待し、組合員職員の一層のお力ぞえをお願いします。
改めて、開設20周年のお慶びを申し上げます。
初代所長 山本博章
asao-hp(@)kawaikyo.or.jp
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新百合ヶ丘で家庭医療を行っています。内科・小児科が中心ですが、赤ちゃんからお年寄りまで、病気・介護・健康問題について何でもご相談ください。健康診断・在宅診療・予防接種なども行っています。