あさお診療所は、さまざまな医学研修を行っている施設です。

①後期研修医研修

2008年より日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療後期研修プログラムの研修施設になっています。
今までに、医療福祉生協連家庭医療学開発センター(CFMD)、聖マリアンナ医科大学総合診療部(市立多摩病院)、東京医科歯科大学総合診療部らの後期レジデントが研修を行いました。いままでに6人の卒業生を送り出しました。卒業生は家庭医専門医として活躍中です。

②初期研修:川崎協同病院、新百合ヶ丘総合病院の初期研修の研修施設です。

③医学生実習:東京女子医大、東海大学、筑波大学の研修施設です。

④薬剤師:日本プライマリ・ケア連合学会認定薬剤師の実習施設です。 今までに3人のあさお診療所での実習生が認定薬剤師の資格を取りました。 

日本の家庭医療はまだまだ発展途上ですが、組合員さん、患者さんの力であさお診療所から家庭医が生まれています。

これからもご理解とご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

また、ご意見もお気軽にお寄せください。 

こんにちは。川崎市多摩区で家庭医をしている櫛笥です。これまでは病院で勤務医として働いていましたが、地域に密着した医療を行いたいと思い、今年4月からクリニックで働いています。私があさお診療所で診療所研修を行ったのはもう数年前になります。西村先生との密度の濃い研修は、医師としての自分を形作る基盤となりました。なかでも思い出深いのは、肝硬変末期の方を在宅でお看取りしたときのことです。もともとは元気でよく診療所周りを散歩されていた方でした。病気で徐々に力を落とされ、床に伏せがちになっていくご様子を、ご自宅での生活ぶりを直接拝見しながら実体験として学ぶことができました。いつまでも患者のそばに寄り添う診療所として、また家庭医療研修のメッカとして、今後も発展されることを期待しています。

2012.06 かえでファミリークリニック 櫛笥永晴

私は平成21年10月から半年間、あさお診療所で当時の家庭医療学会のレジデントとして診療所研修を行いました。初期研修を含めてそれまで病院勤務が主体だった自分にとって、あさお診療所の勤務はすべてが新鮮でした。毎日行われる昼休憩前のカンファレンスで、診療所スタッフ全員が集まって患者さんのことや業務のことを話し合い、週1回の会議日は地域連携を意識した取り組みを行います。そんな日々のコミュニケーションが自然に自分も『あさお診療所チーム』の一員であることを感じさせてくれました。チーム一丸となって患者さんや地域のことを考え、様々な取り組みをするのが本当に楽しく幸せでした。この半年間で、地域医療の厳しさも楽しさも存分に味わうことができました。今ある自分の、地域医療医としての原点はあさお診療所のあることは間違いありません。今なお、西村先生をはじめ、スタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

2012.6 恒川 幸子

平成21年4月から半年間、研修させていただきました。ちょうど一人目の子どもの育休明けで、仕事と家庭の両立に四苦八苦しながらも、スタッフの皆さん・患者さん方にご協力いただきながら充実した時間を過ごしたことが、ついこの間の事のようです。

あさおでは家庭医に必要な知識・技術・態度など多くのことを学びました。その中で最も印象に残るのは「もの忘れ外来」の開始です。外部診療所へ勉強しに行かせていただき、スタッフ同士で学習を重ね、かかりつけの方の「最近もの忘れが心配で…」という相談に積極的に対応する土壌が徐々に出来上がりました。チームで地域で長く患者さんに寄り添い、家族丸ごとケアする医療を体験できたことは私の大きな財産となりました。あさおでの経験を糧に、これからも家庭医として歩みたいと思います。

2012.6 かえでファミリークリニック 武者 幸樹子

2010年4月から2011年3月まで家庭医療研修の診療所研修として研修させていただきました。あさお診療所に赴任するまでは大学病院や地域病院で主に診療していたため、診療所での診療は少し不安もありました。しかし、実際にあさお診療所にきてみると、スタッフや組合員さんをはじめ、とてもアットホームな雰囲気で受け入れていただいた事を思い出します。あさお診療所での経験は、今でも私の家庭医としての原点だったと思います。

今後もあさお診療所が家庭医療研修・地域医療の最前線としてますます発展していかれる事をお祈り申し上げます。

2012.6 遠井敬大

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